しょっ書道・・・
昔、子供のころに「習字」を習った事がある方は多いと思いますが、なかなかその先には進まないですよね。
大人になってからも、字を上手に書きたいと思う方は多くいらっしゃいますが、現代では書く機会があまりにもないし・・・なかなか書道の必要性がない・・・かな。
でも私は、
静かに墨をすり、紙をセットして、筆先を整え、
姿勢と呼吸を正し、お手本をよく見て書き始める。
墨の香りに包まれ、穏やかな時間が流れる。
いかにお手本通りに書けるか勝負・・・間違い探しのゲームでもするかのように自分が書いた字とお手本を見比べ、納得がいくまで先生に見せに行かない。
この作業・・・意外といいと思います。自分を落ち着かせ、見つめなおす事ができますから。
そして文字はその人のその時を表します。
文字の大きさや空間などによって、自分がせわしなく突っ走っているのか、それともおおらかで余裕がある時なのか、はたまた自信も元気もなく弱った時なのかなどが見えてきます。
今の自分を知るには書く事はとても参考になると思います。
ところでよくある質問ですが、「習字」と「書道」の違い。
「習字」=お手本通りに正しく書くこと
「書道」=芸術的な美しさが求められ、個性を出して自己表現をすること
だそうです。
デジタル化した現代ではこれまでの書道スタイルではなかなか受け入れられない事かもしれません。
でもアナログで書く事によって見えてくるものがあるということをお伝えしたい・・・そんな思いで今日も書き子になります。
See you!